「父殺しの女性」を救った日本初の法令違憲判決
というタイトルの記事が出ていた。
日本には、かつて尊属殺重罰規定と言われるものがあった。
自分の尊属を殺した場合、普通の殺人とは違って無期懲役か死刑しかないという規定である。
事案は、子供のころから父親にレイプされ、父親の子供を産み育てていた女性が、恋人が出来たことから父親が激怒したことから、父親を殺すに至った事件で、最高裁は、この規定を違憲無効としたのである。
この記事は、この事件を担当した弁護士からの視点で書かれてる。
大きな判決の背景には、必ずドラマや人のために最後まで闘った弁護士がいる。
「もうそういうことはやめなさい。いつまでも私に年賀状を送ると、あなたも辛い事件のことをいつまでも覚えていることになる。私ごと忘れてしまいなさい」
という一言が心に刺さった。
100%依頼者のことを考えた者だけが言えることだと思う。
弁護士は、何のために闘わなければならないのか。
そういうことを思い出させてくれた記事なので紹介した。
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