ポイざらす
アメリカトイザらスが民事再生を申請したそうである。
日本のトイザらスではないので、ご注意。
この手の特定の分野に特化した小売業はカテゴリーキラーと呼ばれるが、在庫管理を困難とするペリシャブル(生鮮食料品)を扱わずに(扱うこともあるのだが)、EDLP(要するにいつでも安い)で、超大量アイテムで、郊外の大型店舗に来店させる。
これが、差別化を打ち出した経営戦略ということで一時大きく注目された。
理屈はそうなんであるが、郊外型大型店舗は顧客がこなければどうしようもない。
しかし、超大型店舗まで行って買いたくなるものって結構すくない。
かつて、玩具や赤ちゃん用品はそれに該当するとされて来たが、食品を中心に様々な店舗を展開するスーパーセンターやネットを通じて顧客にリーチする人達に比べて、低価格くらいしか勝負することができない。しかも、キラーなアイテムがなければ終わり、そこそこ低価格の代替物が出てくれば勝負は難しい。
このニュースは、なんとなく、カテゴリーキラー時代の1つの区切りという気がする。
で、このことにキングコング西野氏が記事を書いているようである。
「本業ではない者がズカズカ入ってきたせいで、潰された」というのが連中の意見だ。アホすぎる。何を食べたら、ここまでアホに仕上がるのだろう?今度、一週間の献立表を見せていただきたい。
というあとに、えんえんと、アイドルがM1に出る話をしておられる。
お笑い芸人であっても、本業じゃないからというのは言い分けにならんということを言いたいようである。
えらくまた、挑発的に自分のことに引っ張ってきた話である。
本業ではないものがずかずか入ってきたせいで潰されたという見解は、そもそも、Amazonが本業じゃないから利益無視の販売をしたという前提が誤りなので、それ自体アホであることは否定しないが、トイザらスの破綻にアイドルとM1の話を持ち出しても意味は無いのでそのような話をかぶせる者も似たようなもんである。。
結局のところ、西野氏が、御自身の疑問を解決するためには、自分の一週間の献立表を見さえすればいいということであろう。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)