下町ケロット
「自称」下町の中小企業の活躍を描いた「下町ロケット」の新章が始まって今週で第三話が放送である。
今回の下町ロケットは、トラクターのエンジンやトランスミッションをめぐる戦いのようである。
私の父は、元々農機具メーカーでトラクターのエンジンを設計していた。
私は、父が退社して立ち上げた町工場の小せがれである。
その後、技術者を守りたくて法曹を目指して、今に至っている。
というわけで、このドラマは私的に実にストライクなのである。
そんな私から見て、このドラマを一言でいうと、エンジンの生産ラインを維持でできる程の生産管理能力があり、ロケット用の水素エンジンのバルブの特許を有するだけの研究力があり、心臓用の人工弁の改良までする技術力があり、自己資本力も抜群の中小企業
・・・・・・あるわけねぇ!
である。
このドラマで特に嘘くさいのは、「私は負ける勝負はしません。勝利8割、残りの2割は勝ちに等しい和解。」とすかしたこと言いながら、常に中小企業を窮地から救う神谷弁護士である。
ただ、驚くことに神谷弁護士にはモデルが存在する。あの知財で有名な内田・鮫島法律事務所の鮫島弁護士その人である。
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