しょせん他人事ですからって「たにんごと」って読むんじゃ無かったのね。【勝手にPRシリーズ】
タレント弁護士である清水陽平先生監修の
「しょせん他人事ですから」の6巻が発売された。
そして、またまた1冊いただいたので、勝手にPRである。
(amazonが画像リンクを無くしたのがとてもめんどくさい)
これまで、
しょせん他人事ですからって取材で言った奴って凄くね?
しょせん他人事ですから ~って掛け軸をいいっていう依頼者はおらんくね?
しょせん他人事ですからって、セリフ減ったねぇ。
しょせん他人事ですから~っていう割には販売部数を気にしてますがな。。
しょせん他人事ですから~という痕跡すらのこってないがな
とお礼がわりに記事にしてきたが、今回も勝手にPRである。
今回は、前科情報の検索エンジンからの削除がテーマであった。
実は、前科情報は、削除請求が難しいものの1つである。
名誉毀損の枠組みで考えると、真実性ある話になるし、プライバシーとしても私的な情報とは言い難い。
弁護士がしらないとモグリと言われる「逆転事件」最高裁判決(1994年2月8日)では、平穏に更生する権利(この省略の仕方は専門的には微妙なのであるが)を理由にみだりに不法行為を認めたのであるが、前科情報は、社会一般の関心・批判の対象となるべき事項に関わるとして、なかなか不法行為や削除を認めてもらえないのが現状である。
検索結果表示からの削除は、最高裁平成29年1月31日の「公表されない利益が優越することが明らかな場合に限って削除できる」といういわゆる「明らか」要件があり、裁判所は「明らかとまではいえない」と言いだすので、「明らか」であることを明らかにしなければならない。
というわけで、前科情報は、弁護士としても対応が困難な事案なのである。
そういう背景を踏まえて読めば、より楽しめるかもしれない。
というわけで、宣伝しておいたので第7巻もお待ちしております。
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