winny

2013/10/05

久留米大学公開講座

今日は、久留米大学の公開講座で、話す機会があった。

久留米というと、モヒカンラーメンの久留米である。
でも、博多は天神のサテライトキャンパスで喋ったので、実は、一幸舎な久留米大学である。

今回は、金子さんが他界してから、初めてWinny事件を語る機会であった。

私が伝えたかったのは、ITの知識でも判例評釈でも無い。1人の弁護士として、自分の信じる正義の為に何をしてきたかである。

参加者は年配の方も多く、ITということで、身構えるかと思ったが、そんなことはなかった。良い意味で裏切られた思いである。

それが嬉しかった。

しかし、彼を10年かけて大学に戻して、たった半年であった。あまりに短すぎる期間である。彼は、どのように思い、どのように過ごしたのだろうか。

まだまだ、金子さんの死を冷静に話するということにはならないようである。
いろいろと申し訳ない。

私は、彼のために闘い、彼の人生を変えることで、自分の陳腐な人生を、価値あるものに出来た。

今も彼に感謝している。

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2013/07/07

訃報:将星隕つ

いろんな情報が錯綜しているので、正確なソースとして提供させていただきます。

金子勇さんが、平成25年7月6日午後6時55分 急性心筋梗塞にて御逝去されました。

心よりお悔やみ申し上げます。

告別式等の連絡はまだ入っておりません。

このブログを、このような目的で使わなければならない日が来るとは。。。。

追記

通夜告別式は近親者のみにて執り行われることとなりましたので、ご了承いただくようお願い申し上げます。

追記7月9日

弔電・献花については、受け付けることとなりました。

献花については、

テイハナ 03-3357-1187

に連絡すれば、「金子勇先生の葬儀」で通じるとのことです。

その他の情報については、公開することの弊害がが考えられますので、当職のメールアドレス

info@dan-law.jp(半角に直してください)

まで、弔電・供花の希望の旨明記の上、お問い合わせいただくようお願いいたします。

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2013/03/07

京都府警講演

Security Daysに、京都府警のあのお方氏が登壇したようである。

記事

私は、当然、彼を知っている。順調に出世しておられるようである。

すでに記事にしているが、今回は、華々しく顔写真ありである。

Winny事件で、自分の作文を金子氏に書き写させて自白と言ってみたり、裁判所の検証手続きでは、ネガティブキャンペーンよろしくWinnyを操って無修正画像をダウンロードしようとした人物であるが、未だ、金子氏に対して、謝罪の一言もない。

裁判所から、明確に、違法な取調をしたと認定されているにも関わらず。。。

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2012/01/09

Winny事件弁護団祝勝会

7日は、Winny事件の弁護団で祝勝会であった。

Syukusyoukai

勝利の美酒ほど美味いものはない。

なんてったって7年半の熟成ものなのである。

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2011/12/29

Winny事件無罪報告会

Winny事件の無罪は、支援者の皆さんのおかげである。

というわけで、支援団体主催の報告会である。

記事

2012年1月9日(月・祝日)13:00~17:00

 場所

T's渋谷フラッグ東京都渋谷区宇田川町33番6号 Shibuya Flag 8F

 参加方法

LSE事務局メールアドレス( lseinfo{@}lse.or.jp )に『金子さん報告会参加希望』と書き、氏名及び連絡先、会員登録の有無を添え、メールをお送りください。また、以前会員であったが更新されていない方も、その旨お知らせ下さい

なお、会場は小規模で行われますゆえ、座席数が限られております。満員の場合は、LSE会員を優先させて頂きますので、 予めご了承ください。皆様のご参加をお待ちしております。

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2011/12/22

伝説が終わり、歴史が始まる。

先ほど、最高裁から上告棄却の決定が送られてきた。

決定の内容は、既に裁判所のホームページにアップされているので、そちらを参照して欲しい。

これで、Winny事件は、今後、刑事補償請求等の手続はあるものの、いちおうの大団円を迎えることができた。何とか、技術者としての名誉を彼の手の中に残すことができた。1人の人間の小さな名誉。たったこれだけのことが実現するのに、多くの日々と多くの人の力が必要だったのである。

本件で、無罪を得ることが出来たのは、金子氏を支援する多くの方々のおかげである。
裁判所での証言、意見書の協力、寄付金の募集、その他、多くの励ましの言葉。この場を借りて、支援してくださった方々に、お礼申し上げる次第である。

私の弁護士としてのキャリアの多くは、「Winny弁護団事務局長」の肩書きとともにあった。今回、彼の無罪を探す冒険の旅は無事終着点に辿りつくことが出来た。無罪の為に闘ってきた日々、特に、自分の持てる全てを出し切ったと感じた、高裁の弁論でのあの瞬間の充実感は、旅で得た私の貴重な宝物である。ときどき取り出しては懐かしんでみたいと思う。

現在の私は、長い旅から無事帰還した満足感と、肩書きが「元」になる少しの寂しさとが入り交じった複雑な気分である。彼は、これからこの国で生まれてくる新しい技術の為に、そして、私は、この国で新しい何かを探す技術者を守るために、それぞれ新たな冒険の旅に出かけることになろう。新たな出発にワクワクもしている。

最後に、これから日本でチャレンジしていく技術者に向けて一言だけ。

「この日本で、世界中が驚くような突き抜けたものを作ってみろ、逮捕されるぐらい凄いものを発表してみろ。それで、捕まったときは壇を呼べ。」

あ、貯金も忘れずにね。

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2011/12/21

報道関係者各位

金子さんへの取材は、株式会社Skeedの方にご連絡お願いします。

連絡先
http://www.skeed.co.jp/press/press_20111220.html

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Winny事件最高裁決定

早速公開された様子である。

記事

最高裁は、幇助の基準を限定するのは嫌だけど、本件において彼を犯罪者とするのは、味が悪いということで、故意を阻却したという感じである。

例外的じゃないという基準はとても曖昧で、高裁の客観的・明確な基準から比べると、50歩後退した感はある。しかし、基準の是非は、今後の議論に任せて、私は、ただただ勝利の余韻を味わうこととしたい。

というより、無罪確定は、他の仕事遅延の正当化理由にはならないことを思い知らされている最中である。

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金子勇コメント


関係者各位

金子勇に対する著作権法違反幇助被告事件最高裁決定に関して

金   子     勇

平成23年12月20日

私に対する著作権法違反幇助事件について、本日、無罪との決定をいただきました。

私は、今回の事件で開発を躊躇する多くの技術者の為に訴訟活動をしてきました。今回の決定で、私の開発態度が正しく認められたことをありがたいと思っています。

今も、インターネットを巡る問題は沢山あります。私は、これらの問題の解決のために、微力ながら最大の努力をしていきたいと思います。

この場を借りて、Winnyを悪用することの無いよう、また、よりよいIT社会が実現できるよう、改めて、多くの方々にお願いする次第です。

最後になりますが、逮捕直後より、ご支援をいただいた沢山の方々にお礼を申し述べたいと思います。本当にありがとうございました。

以上

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Winny弁護団コメント

関係者各位

金子勇の著作権法違反幇助被告事件最高裁決定に関して

Winny弁護団

平成23年12月20日

 

 本日、金子勇に対する著作権法違反幇助被告事件について、最高裁は、検察官の上告を棄却し、無罪が確定することになりました。

最高裁が、高等裁判所の判断を指示し、無罪と判断したことについては、当然とはいえ評価するものであります。

そもそも、本件は、捜査機関が、Winnyの技術や価値を全く検討せず、偏見で捜査を進め、立件した事件であります。すでに、2004年の逮捕から7年以上経過しており、失われた7年という期間は、金子勇本人だけでなく、我が国のソフトウェア技術者にとって、非常に大きな損失であります。

最高裁が、いかなる理由で無罪としたかについては、現時点では明らかでは無いですが、その基準が、今後のソフトウェア技術者が、意欲的な取り組みをすることへの妨げとなるものではないことを願うものであります。

以上 

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